宝探しみたいなアートスポット
ガイドブックにはあまり紹介されていないのですが(実は台北人でも知らない人が多い)、アート好き・カメラ好きだったら、ぜひ行ってみてほしいのが台北国際芸術村「寶藏巖(宝蔵巌)」。
MRT「公館」の駅から歩いて10分ほど行くと、まるで秘密基地のような空間が。適度なごちゃごちゃ感が心地よい芸術村が広がっているんです。個人的には、ひっそりレトロな建物の間にアートが感じられるのと、この空気感が好きです。
無人化・老朽化した村を取り壊す計画に反対したアーティストたちが集まり、それぞれにアトリエを造り出したことから生まれたという「寶藏巖(宝蔵巌 / Treasure hill)」。
今も実際にアーティストさんたちが暮らしているんです。ところどころに見え隠れする生活感もなんだかいい感じ。アーティストを世界中から受け入れるプログラムもあるそうで、3〜6ヶ月単位で年に数人のアーティストを受け入れているんだとか。
いざ、クリエイターさんたちが集う空間へ
入場料は無料。火曜日〜土曜日の11時から夜の10時までだったら誰でも入れます。(土曜日の夕方には、無料でガイドさんが案内してくれるよう)タイミングが良ければ、クリエイターさんが企画しているワークショップやイベントに出会えるかも。
村のなかは、迷路のようになっています。階段を上ったり、下りたり。「え、この道通れるの?」というところにも、アトリエがあったり。
いきなりカラフルな壁画が現れたり。不思議な空間が満載。
思わず写真を撮りたくなってしまうポイントも盛り沢山で、休日はインスタ映えを狙って来る人も多いんです。
こんなところに、郵便局が。
階段の横にひっそりと隠れている、さり気なさ。
本屋さんも店名の通り、週に2日しか営業していません(笑)。自由な感じが素晴らしい。
平日は空いていないお店も多いですが、アトリエの前で無人販売しているお店も。
「良心商店」と書かれている、このお店はピアスとイアリングが店頭に飾られています。無人販売なので、完全にお客さんの「良心」に委ねたお店。1つ40元、3つで100元という価格も良心的。
ブラブラと歩いているだけでも楽しい寶藏巖。「あれ?こんなところにこんなお店あったけ?」とか、「この道通れたんだ」とか、行く度に新しい発見に出会えるのも面白いんです。
Treasure hillと呼ばれるだけあって、寶藏巖があるのは丘の上。歩き疲れたら、景色を眺めながらちょっと休憩を。カフェもいくつかあるので、のんびりと過ごしたいときにも◎
ごみごみとした台北の町並みとはまた一味違う、川沿いの風景が広がっています。
普段の台北観光では味わえないような、ほっこり感・ワクワク感が味わえる寶藏巖。ぜひ、カメラを持って訪ねてみてくださいね。
寶藏巖國際藝術村 Treasure Hill Artist Village
住所:台北市汀州路三段230巷14弄2號
URL:http://www.artistvillage.org/
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